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アーティスト紹介③ 田代 幸正さん

今回は、銅版画家でアクセサリー作家である田代幸正さんです

版画は独学で始められて、おもに「エッチング」という銅板を腐食して線や点を刻む技法で製作して
いらっしゃいます。 素人の私など、お話を伺うまで、金属の板に線を彫ってしまうのだから、
いちど刻んだ線や点はもう消せないのではと思っていましたが、そうでもなく、田代さんの場合は、
修整したい所は丸ごと物理的に銅板を削って、削ぎ落として、磨いて、また描いてという作業の繰り返し
なので実はけっこう、肉体労働だそうです。
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むかしから人物画が好きだった
田代さんの作品には、人を描いたものが多いのですが、そのほか、
アンモナイトなどの化石や鉱物、いくつかの木の
実などの硬質のものに惹かれて、モチーフすることもあるといいます。 
途中がどんなにいびつでも、削ぎ落として描ききれば、ある「空気感」みたいなものが刷りあがった紙に表れるとおっしゃいます。

そして、田代さんがアクセサリーを作るきっかけとなったのは、今から10年ほど前。
極薄の銅箔に出会ったことがきっかけで、これで「切り絵」を作ることを思いつかれました。
デザイン・フェスタなどのイベントに出展するごとに新作を作ってきました。
それから、銅という素材のこと。
切りぬいたそのままの銅板はぴかぴかでなんというか「味」がない、「表情」がないので、
また版画の腐食液に浸けたり、並べて陽にさらしたりして表面が荒れてくるのを待ちます。
「緑青(ろくしょう)」という緑色の錆びが出たりします。
それは金属が劣化する、やがて粉々になって消えてしまうということなのですが、
それをガラスに挿むことでとめて、逆に美しいものとして残す、そのままでは何の価値もない、
それこそゴミみたいなものを作品に変えるのがアートではないか、と。
田代さんは、まあ、ずっと後になってこじつけた話ですが・・・とお話くださいました。
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《アーティストから一言》
 銅版画と銅板の切り絵のアクセサリーを出展します。
 最近の作品は、ガラスと銅板が2層、3層になったり、とやや複雑なものも増えています。
 アクセサリーというよりも、ひとつひとつがちいさな額装の絵画という意識で制作していますの  で、そのように観ていただけたらうれしいです。

 銅版画とアクセサリー、それぞれに同じテーマ、モチーフのものがあります。 
 ぜひ、手に取って比べてみてください。

田代 幸正さんのブログ:http://bacchus.txt-nifty.com/
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by jeleslie | 2011-09-17 22:18 | 作家紹介

     Je les lie               ジュレリー                偶然だけど必然              つなげて、つながって・・・


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